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門世の柵

2008年07月25日

前回に引き続き、竹茂楼にある美術工芸品を紹介したいと思います。

dsc01141.JPG 『門世の柵』

これも棟方志功の作品です。

額に描かれた星、丸い顔に大きな目、小さな口が特徴的ですね。

板画の題名は『○○の柵』と名づけられているものが多いんですが、

なぜそのような題名をつけているのか。。。

棟方志功は次のように語っています。

 柵というのは、 ・・・( 中略 )・・・ 四国の巡礼の方々が寺々を廻られるときに首に下げる、寺々へ納める廻札、あの意味なのです。
 この礼は、一ツ一ツ、自分の願いと、信念をその寺へ納めていくという意味で下げるものですが、わたくしの願所に一ツ一ツ願かけの印札を納めていくということ、それがこの柵の本心なのです。ですから、納札、柵を打つ、そういう意味にしたいのです。
 たいていわたくしの仮面の題には「柵」というのがついていますけれども、そういう意味なのです。
 一柵ずつ、一生の間、生涯の道標を一ツずつ、そこへ置いていく。作品に念願をかけておいていく、柵を打っていく。そういうことで「柵」というのを使っているのです。
 この柵はどこまでも、どこまでもつづいて行くことでしょう。
 際々無限に。

この作品の題名にある「門世」とは、

画面の四隅に書かれている東西南北の文字が世界へ開ける門だ

という意味の造語だそうです。

仏を題材にした作品も多い棟方志功の想いがつたわってきますね。


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