美濃吉は京都で最も古く、かつ由緒ある料亭のひとつとして広く知られています。起源は、享保年間、秋田佐竹の流れをくむ佐竹十郎兵衛が美濃の国大垣から京都へ来、三条河原で腰掛茶屋を営んだことに始まります。後に、京都所司代の許可を得て川魚生洲八軒のうちの一軒として今日まで十代、二百九十余年の永きにわたり商いをさせていただいております。
最初は、美濃から来たので「美濃屋」といっておりましたが、やがて後に吉兵衛なるものが当主となり「美濃屋吉兵衛」といっていたのが、いつしかなまって「美濃吉」となったのです。

幕末には、当主の五代前の「女将りせ」が当店を利用した維新の志士、平野国臣、宮部鼎蔵、藤村紫朗、山田十郎、松田重助、桂小五郎などをかくまって活躍したと伝えられております。
昭和二十五年、昔在原業平の別邸があったと称せられる南禅寺畔に店を移しました。

その後、昭和四十四年には、百年以上続いた老舗として、当時の京都府知事・蜷川虎三氏より表彰を受け、昭和五十八年には第五回食品産業優良企業表彰にて外食産業部門として農林水産大臣賞を受賞いたしました。平成四年四月には本店を大改築、名前を「竹茂楼」と改め京懐石の殿堂を完成。(平成六年度京都市景観賞受賞)そして今日まで、各宮家をはじめ、多くの人々のごひいきを得ております。



旬だより | 本店 竹茂楼(たけしげろう)で結婚披露宴
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